おんぶも、道具を正しく使ってしっかりおんぶすると、赤ちゃんの体重が大人の背中とお道具とに分散されて、大人も楽です。
多分、赤ちゃんの方も楽だと思います。
赤ちゃん自身が、自分で自分の体重を支えるようなお手伝い、というのをうまくできるのがおんぶじゃないかなと思います。
何よりも、抱っこでもそうかもしれないですけど、赤ちゃんの息遣い、気配がずっとそばにある、耳の近くにあるというのは、お母さんにとっても安心材料ですし、赤ちゃんもお母さんとぴったりくっついている、というのは気持ちいいんじゃないかな、と思います。
大人と同じ視点で、同じ目の高さで物を見るので、お花が綺麗ねとか、お母さんが見た風景を赤ちゃんに話しかけて、コミュニケーションするのにもいいと思います。
私の個人的な体験ですけれど、おんぶして電車やバスに乗っているとよく、かつてのお母さん、今はおばあちゃん、と思しき方々に本当にたくさん話しかけられました。
赤ちゃんも、自分の方からよその大人に愛嬌を振りまいたりするので、そんなこともきっかけにして、育児中、誰とも話せない孤独な時間というのを僅かでも、豊かに過ごせたと感じています。
子供にとってもそれなりの社会体験ができる手段と言ってもいいかもしれません。
おんぶ。意外におすすめなので、お試しください。