秋になると聞こえてくる、虫の声は、日本人ですと、意味のあるものとして「いいな、虫の声だな」と思って聴きます。
これは西洋人の感覚とは全く違うものなんですね。
日本人だけが、そう言った脳の働きをするというのは、日本語を話すというところから成立するものだそうです。
そういった脳を育てる効果がより一層高いのが、日本語の古い言葉です。
時代で言うと万葉集のあたりの言葉が、特にそういう作用が強いので、小さいうちからそんな言葉をごくごく普通のこととして、聞かせてあげるといいかなと思います。
日本人の脳、日本語脳と申しましょうか。それは、情緒豊かに育って、和を大切にする。物事を、いろんな困りごとを、和の心でもって解決しようとする、そんな頭の働きなので、実はこれからの時代にとても有用な人たちになっていくと思うのです。
このような日本語脳とでも言うものを積極的に作っていくのに、ぜひ、日本の古い言葉、古語、と言われるものを活用していただきたいと思います。 万葉集のかるたですとか、時代が少し進みますけど、百人一首なんて言うのも遊び道具に取り入れて、お子さんと楽しく遊んでいただけたらなと思います。