新生児含めて、横抱きが主流に、一般的になったのは、実は横抱きのお道具が普及してからのお話で、ごくごく最近のことです。
古来、日本の女性は、男性も含めてかもしれないですけど、お着物を着てそのお着物の中に赤ちゃんを入れてしまって、帯のところで落ちないように支えるという抱っこなり、おんぶの仕方をしていたそうです。
そうやって子育てするのが普通だったようで、そうなるとわざわざお着物の中で横倒しにする必要もないので、縦(抱き)が普通だったと思います。
首の座らない間は、しっかり首の付け根のところを押さえてあげるなど、適切な配慮が必要ですが、縦抱きが特別なことでは決してない、と申し上げたいです。
自然な姿勢が何かを考えて対応すればよいかな、と思います。横抱きにするのは、普通の体の動きを考えても、大人は腕の力を使って疲れてしまいます。赤ちゃんにとっても、おっぱいのときなど、横倒しにされて舌の力を使うのは結構大変な作業です。
縦抱きという選択肢も考慮に入れていただきたいな、と思います。