身近にはいないのですが、昔の女性は月経血というものを、普段のときはグッと我慢して、トイレに行った時に出していたそうです。
ちょっと聞くとびっくりするのですが、自分でも思い出してみると、私自身が下着を色々見直して、ゴムで締める下着をやめたときのことでした。
空気パンツという、紐で調節する下着に切り替えた後、それからしばらく経って、実は通常の使い捨てナプキンに代えて、布ナプキンも使っていた時期でもあるのですが。
トイレに行った時に、なんだかたくさん出てきて、今日は量が多めなのかな?と思うけど、でもトイレに行く直前、行った瞬間までは大したことない、っていう、そういう体験をしたことがあります。
今日は多いのか少ないのか、なんで?と、わからなくなった、という、そういう時期があったのですが、それはおそらく、昔の女性にほんの少し近づいていた瞬間だったんじゃないかな、と思います。
なので、現代の女性であっても、生活習慣や環境、本人の意識によって、昔の女性と同じような力は多分、取り戻せると思います。
着物の下着、「湯文字」を身につけることで、昔の女性は月経血コントロールできていた、というお話しもあります。ご興味あれば、中谷比佐子先生の「きもの解体新書」(春陽堂書店)もご一読をお勧めいたします。